S・ラフマニノフ
交響曲第2番ホ短調



曲解説 聴きどころ プレーヤーのつぶやき

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曲解説


 この曲の作曲は1906〜07年。

ラフマニノフは3曲交響曲を書いている。

この曲は中でも愛聴されていて、飛びぬけてロマンティックな曲調である。

一時期、この曲はカットをして演奏されるのがむしろ普通だったが、

今はノーカットで演奏される。


第1楽章 ラルゴ〜アレグロ・モデラート

第2楽章 アレグロ・モルト

第3楽章 アダージョ

第4楽章 アレグロ・ヴィヴァ−チェ


聴きどころ


ラフマニノフの曲って聞いたことありますか?

ピアノ協奏曲第2番はもしかして聞いた事がある方がいるかもしれません。

彼の特徴はなんといっても甘い旋律でしょう。

チャイコフスキーよりも甘いところも多数あり、

好きな人にはたまらない!

そこで曲の聴きどころは?と言うと、

やはり、むせ返るような旋律すべてでしょうか。

とにかく、ひとつ間違えると演歌になってしまいそうな旋律だらけ!

(もちろん良い意味でです。)

皆さん、お聞きのがしのないように!!!

最後にもう1つの特徴。

彼の管弦楽作品はほとんどが、曲の一番最後に見栄をきっている。

この曲も例外ではなくそれが登場。

さ〜て、皆さんお分かりになるでしょうか?

ホントに一番最後の部分ですので、

よーく、聞いてみてください!


では、ご来場お待ちしております。




プレーヤーのつぶやき
今回は当団首席クラリネット奏者、伊藤のつぶやきです。

  ラフマニノフの作品には今回の定期演奏会で取り上げる交響曲第2番を始め、

クラリネットが沢山ソロを受け持つ曲が多数あります。

勿論特別にクラリネットのソロが多いというわけでもなく

他の楽器にも沢山ソロを書いていますが、

私がクラリネット奏者の立場から

自分自身で感じる作曲家ラフマニノフの魅力を書いてみます。


 きっと皆さんラフマニノフというとあのロマンティックなスクリーンミュージックのような

美しい旋律を思い出されるでしょう。

私が思うにあれは勿論旋律が美しいのですが、
それ以上に旋律を裏から支えている和音(ハーモニー)の美しさにあると思います。

今回演奏する交響曲第2番、第3楽章の大ソロはまさしくそれです。

特にフレーズをまたぐ時のコントラバスのピツィカートなんかは最高です。

もう一つ、名曲ピアノ協奏曲第2番の第2楽章で出てくるソロでは、

ピアノソロの奏でるアルペジオ(分散和音)の上に美しく乗る旋律ですね。


 あと思うのは、旋律のテンションが盛り上がる時に必ず

一度弱くなりそしてもう一度高揚する、

要するに一つのフレーズの旋律の中に何回もぐっと来るところがあるんですよね。

これが結果的に長〜いソロを生み出すんです。

なので私自身はブレス(息継ぎ)の仕方や場所にとても気を遣います。

しかしこれは音楽(旋律)を表現するためのテクニックだけでなく

現実的なエネルギー(息)の補給を兼ねているので、

自分自身のペースや流れではなく、

指揮者の決めるテンポやオーケストラ自体の収まる響きなど、

大変制約の多い環境の中で、ソロを受け持つことはとても大変なんですよ。

だけど、しっくりとはまった時はとっても気持ちいいです。

伊藤




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